黒糖焼酎 南の島の貴婦人
奄美諸島のひとつ、喜界島の朝日酒造が造る、黒糖焼酎「南の島の貴婦人」をいただきました。黒糖焼酎といえば「朝日」銘柄はゆうめいですが、その朝日酒造の「はなたれ」が「南の島の貴婦人」なのです。
初垂れ(ハナタレ)というのは、焼酎を作る過程て取れる原酒で、全体の数%しか取れない、貴重なもので、一年に一度しか出荷されないそうです。
私にとっては、黒糖焼酎の旨さに目覚めた一本です。
冷凍庫でしっかりと冷やして氷を浮かべてちびりちびりやると良いです。
「凍ったら瓶が割れるんじゃないか?」という心配はまったく無問題で、アルコール度数44度は冷凍庫ごときでは凍りません。
コルクを包んでいるビニールをはがすと、ぷーんと黒糖の甘い香ばしい香りが漂います。
フワフワと鼻腔の奥で広がる香りをしばらく楽しみつつ、おもむろに舌の上で溶かし濃厚なコクが楽しめるのです。
南の島の貴婦人という名前の由来
南の島の貴婦人のボトルは紙の円筒にはいっており、ちょうちょの絵柄が書かれている洒落たものです。
フワフワしてチョウチョの気分になるからこの絵なんだね、とのいうのは飲み仲間の女性陣の推測ですが、違います。
正解は奄美大島の喜界島に生息するオオゴマダラという蝶で、オオゴマダラの別名が、このお酒の名前にもなっている「南の島の貴婦人」なのです。
オオゴマダラ
大きな蝶で、なんと蛹が金色に輝きます。
奄美諸島へ行けば、この黄金の蛹を見ることが出来るので、機会があれば是非にと思います。
南の島の貴婦人は何処で買えるか?
正直、奄美大島へ行っても、南の島の貴婦人を購入することはなかなか難しいかもしれません。
それほど貴重なものですが、今の世の中便利になりました。楽天やYahooを始めとするネットショップで検索すると、入手することが可能です。
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余談ですが、「FAU」というこちらは奄美本島の宇検村で作られる、黒糖焼酎「れんと」でよく知られる開運酒造の初留も美味しいです。
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