沖縄と奄美大島の郷土料理
NHKの大河ドラマや世界遺産登録などの話題で、最近注目の奄美大島ですが、奄美大島がどこにあるかなど、詳しく知る人はまだまだ少なくて、沖縄の一部だ、などと思ってる方が多いのが奄美大島だったりします。
奄美大島ファンな私などは、勝手に歯がゆい思いをしていたりする訳ですが、さておき、都島には奄美大島の郷土料理を食べさせる店があるのです。
「美ら島 真心」です。
ちょっと知ったかぶりをして奄美大島のことを書きますが、沖縄とは昔から密接な関係にあるものの、我々が暮らす本土との縁は深く、食も文化も、本土の文化の南限だとも言われています。
なので、メニューも沖縄料理もあれば、奄美独特な食事も存在します。
そして、真心は奄美民謡の名人がママさんで、リクエストすれば、三線の生演奏で奄美の島唄を奄美の黒糖焼酎などを傾けながら、どっぷりと南の島に浸りながら一杯やることが出来るという塩梅です。
真心の店内の様子
カウンター席にテーブル席と掘りごたつ式の座敷、40人ぐらいは入れるかと思います。
私は根っからの酒飲みなので、一人二人で出かけることが多いんですが、カウンター席もあるので一人でも、少人数でも、大勢でも大丈夫。
私などが、普段飲んだくれる店ならば、軽く倍以上の人数を詰め込むだろうなと思う、広々としたスペースの取り方は、時折お店では、沖縄・奄美のミュージシャンがライブをするからだとのこと。
三線や大島紬が飾ってあったり、南の島の雰囲気バッチリな装飾の店内は気持ちよく過ごせること間違いなしです。
メニュー
真心では沖縄料理に奄美料理、同じ奄美群島の徳之島出身のマスターが作る創作料理などが楽しめます。
ちなみに、スタッフも全員、奄美群島出身、定期的に奄美から食材を取り寄せるこだわりようです。
黒糖焼酎
そして、なんと言っても、奄美大島と言えば黒糖焼酎。銘柄も豊富で「れんと」や「里の曙」などの定番から、喜界島の「朝日」、徳之島の「奄美」、常時重数種類の銘柄を揃えて我々を喜ばせます。
同じ黒糖焼酎でも、銘柄が違えば味や香りが全然違って、ロック向き、水割り向き、炭酸割り向き、色々あってその辺りは、スタッフに尋ねればさすがの答えが帰って来るので臆せず話を聴くと良いです。
個人的には、強炭酸割りの「里の曙」、ロックだったら「朝日」なんかが好みです。
もちろん、泡盛もあるし、麦や芋と言った定番焼酎もたっぷりあります。
ちなみに、ビールは朝日、南の島らしいオリオンビールは残念ながら缶ビールです。
奄美大島と言えば鶏飯(けいはん)
鶏飯と書いて「とりめし」ではなく「けいはん」です。奄美大島の郷土料理と言えば鶏飯と言うぐらい、知名度は一番なメニューでしょう。
白ごはんの上に、細かく裂いた鶏肉やシイタケ、錦糸卵やパパイヤの漬物なんかの具材を乗せて、鶏の出汁をたっぷりかけていただく、鶏のだし茶漬けみたいなものです。
最近はレトルトの鶏飯もあったりするぐらいの人気ぶりですが、大阪で本格的な鶏飯を食べることが出来る店はまだまだ少ないので、真心に来たら是非にと思うメニューです。
豚料理の数々
スーチカ。
豚のホルモン炒め。
ミミガー。
あぶり豚足。
コーマキブニは豚の腕。
沖縄・奄美の定番が豚料理です。鳴き声以外は捨てるところが無いと言うぐらいに、ここで紹介した以外にも、色んな部位を色んな食べ方をします。
豚足なんかの定番メニュー以外は訪ねると、変わったものが出てくるかも知れません。
もずくの天ぷら
南の島が好きなもんで、あちこちの沖縄料理屋でもずくの天ぷらを食べて来ましたが、真心のもずくの天ぷらの出来がいつも素晴らしい。外はカリッと、口の中でふわっともずくの香り。おすすめです。
鍋
沖縄・奄美の料理じゃ無いんですが、宴会時には鍋セットなんかもあります。
一度、飲み会で宴会コースをお願いしたことがあるのですが、飲み放題付きのセットはものすごいボリュームでおすすめです。
地図と営業時間など
都島駅から10分、桜ノ宮駅から15分ほどと少し歩きます。
毎日三線は聞けますが、ミュージシャンを招いてのライブの際は別途チャージが必要です。
公式サイト:美ら島 真心
営業時間:18:00~24:00
定休日:水曜日
TEL:06-6786-4789